オリオンの空は燃えている

昭和が生んだ怪物はむらケンジのほのぼの日常系ブログ

私のチャラい同僚の良いところ

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関東での研修が6月から始まって三ヶ月が過ぎた。

今は夏休みで関西に帰ってきている(広島にも帰る予定、コロナで県を跨ぐな!とは言わないでください…)。今日は同じ研修を受けている同僚について紹介したいと思う。

彼は同じ広島県出身で、年齢も同じで席も私の後ろだ。こう聞くと似たもの同士に聞こえるかもしれないが、私と彼とは似ても似つかない関係だ。彼はバツイチで子供もおり、何より女好きでいつもチャラチャラしている。漢字は読めないが、頭は悪くはない。

最近気づいたのだが、私が嫌いだと思う人には共通することがある。それは「興味がない」=「尊敬できるところがない」ことである(これに加えて自分に不利益を与える人は”大嫌いな人”になる)。その点で言うと、このチャラチャラした同僚は、尊敬できることがある。私は人の良い所は積極的に吸収するタイプなので、この同僚からは多くのことを学んでいる。

学んだことは大きく2つある。

  1. 読書の習慣を持つこと

  2. 手帳を細かくつけること

一見、バツイチのチャラ男に見せかけて実のところ彼はまじめだ。最初に驚いたのが、休日には、カフェに行って、読書をしているというのだ。私も長年読書の習慣をつけようとがんばってきたが、何度も挫折してきた。しかし、彼に触発され、もう5冊も本を読んだ。

また、カフェに入った記憶なんてほとんどなかったが、最近は本を読むためにカフェ巡りにハマり中だ(チェーン店だが)。「カフェ巡りが趣味」なんて言ってる人がいるが、その気持ちがちょっとわかった。ちなみに真っ先に読んだ本が「読んだら忘れない読書術」。最初に読んだ本もよかったが、読書しないとやはり駄目だ。読書にはパチンコに行く何百倍も価値があると気づいた。

次に驚いたのが、彼はなんでも手帳に予定や実施したことを書き込む。私もメモ帳程度は持ち歩いているが、いわゆるスケジュール帳なんてつけたことがなかったし、スマホのスケジュールアプリもまったく長続きしなかった。しかし、同僚の行動をきっかけに「トラベラーズノート」や「バレットジャーナル」なるものを知り、始めている(続くかはわからないが)。

手帳の効能として詳細は省くが、手帳でスケジュールやtodoリストで思考を整理することができ、ワーキングメモリの容量を増やすことが可能になる。また繰り返し見返すということが可能になったり、とにかく良いこと尽くめの最高の”おもちゃ”なのである。

本当にラッキーだった。こんな同僚に会えて。何気に大きなターニングポイントだったのではないかなと思っている。何がラッキーって、いい所だけ盗んでしまえば、この同僚の悪いところは見過すことができることだ。無料でコンテンツを視聴しているようなものだ。最も、この同僚は友人でもあるので悪いところは遠慮なく指摘もする。

かわいそうなのは「無」の人たちである。私もそんなに人と交流を持つことが少ないが、まだマシな方で、研修内では未だに誰とも話そうともしない、いい大人になって自分の殻に閉じこもっている人がいる。本当にこういう人たちには哀れみの感情しかない。自らが成長する機会を自分で放棄している。

「現実なんてクソだ、ネットにこそ自分の居場所がある」なんて思っている人が世の中には大勢いると思うが、ちょっと勉強した人ならそれが間違いというか正しくはないことに容易に気づけるはず。私はもうすぐ35歳になろうとしているが、人生を楽しんでいる。