オリオンの空は燃えている

昭和が生んだ怪物はむらケンジのほのぼの日常系ブログ

親孝行をしよう!

みなさんコロナ禍でいかがお過ごしでしょうか。今日は偉そうなことというか、余計なお世話なことを言わせていただきます。

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私は短かった夏休みが終わり、仕事というか研修に戻って忙しい毎日を過ごしています。夏休みは9日間と、例年よりは短く、夏休みはいつも寝てばかりでちっとも有意義に過ごせないことが多いので、今回は計画的に過ごそうと決意しておりました。

夏休み絶対やろうと思っていたことは親孝行です。

私の父は、私が高校1年生の時に末期がん(いがん)で他界してしまいました。今思えばロクに親孝行してあげられないまま、父は逝ってしまいました。

私は男4人兄弟で、家の蓄え、退職金、保険金で長男、次男、三男である私は大学に行かせてもらうことができました。長男は銀行員、次男は医師、私は某ブラック会社で勤務していましたが、途上で挫折し、次の転職先として父と同じ職を選び心機一転、それからもう丸10年になります。

兄弟の中で唯一、父と同じ職業に就き、遺された母はとても喜んでくれていました(とても安定している仕事なので)。そう言えば父も生前に私を誘ってくれていたのを思い出しました。出来ることならば父が生きている内に、私の今の勇姿を見せてあげることが出来ていれば…。

せめて遺された母に親孝行をしようと思うようになったのはここ数年のこと。母も今年でもう69歳になります(まぁ大したことはしてあげられてませんが)。

私の次男とかはアホなので、何十万もするアクセサリーをプレゼントしたり金で解決しようとしていますが、私はスマホを操作して母のサブスクリプションを契約・解約したり、母が大好きな韓国ドラマを見れるようにWifiを設置したり、迷惑メールを拒否したり、できる限り実のあることをしてあげようと考えています。

そして今夏には、家にあるVHSをDVDにダビングしようと考えていました。VHSの寿命は十数年しかなく、父が長男が幼稚園に入園したあたりから熱心に撮影していたホームビデオがこのままでは失われてしまうからと考えたからです。

母もそれは気がかりだったようで、デッキがなくなればVHSも見れないし、何よりVHS1本でも置くスペースが馬鹿にならず、いつか整理したいと考えていたようです。

幸い、VHSからDVDにダビングできる環境は整っていたので、作業を開始するのですけども、関係のないVHS(『となりのトトロ』のビデオ)も合わせると30本近くになります。しかもダビングは昔ながらの「再生しながら」やるタイプのものでした。

ダビングの過程で時系列で映像を追っていくのですが、ホームビデオには0歳から小学3年くらいまでの私が映っていました。今思えば何不自由なく、とても幸せな環境で育ってきていたんだなと実感しました。

詳しい内容については省きますが、素直だったこの”ケンジくん”が中学、高校と成長していくにつれて、親に生意気を言ったり、反抗したり、無視したり、本当に自分のことしか考えておらず、ひどいもんだなと…。本当に申し訳なく思ってしまいました。父はどう思ってたんかなー?

そして夏休みも終わり、ダビング作業もなんとか目処がつき、帰路につく時に母に聞いてしまいました。「カーチャン、人生幸せだったんかー?」母は言いました。「今、何不自由なく生活出来て、子供たちもみんな私より賢くなって、警察の世話になるようなこともせんで、頑張っとる。これだけで幸せよ〜」

不意に私の目に涙が溢れてしまいました…。

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”けんちゃん”が小さい頃から好きだったというおはぎ

色々な気持ちをここで書くことはしませんが、とにかくこれからも頑張ろうと思いました。あと何回カーチャンに会えるかなー??

これを読んでいるみなさんもご両親がいらっしゃるうちに親孝行をしましょう。そうでない方は自分ができることをしましょう。こうみんなに伝えよう、そう思いました。本当は孫の顔を見せてあげたいけど、私は現状、孫のコスプレしか出来ないなと思いましたまる

私のチャラい同僚の良いところ

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関東での研修が6月から始まって三ヶ月が過ぎた。

今は夏休みで関西に帰ってきている(広島にも帰る予定、コロナで県を跨ぐな!とは言わないでください…)。今日は同じ研修を受けている同僚について紹介したいと思う。

彼は同じ広島県出身で、年齢も同じで席も私の後ろだ。こう聞くと似たもの同士に聞こえるかもしれないが、私と彼とは似ても似つかない関係だ。彼はバツイチで子供もおり、何より女好きでいつもチャラチャラしている。漢字は読めないが、頭は悪くはない。

最近気づいたのだが、私が嫌いだと思う人には共通することがある。それは「興味がない」=「尊敬できるところがない」ことである(これに加えて自分に不利益を与える人は”大嫌いな人”になる)。その点で言うと、このチャラチャラした同僚は、尊敬できることがある。私は人の良い所は積極的に吸収するタイプなので、この同僚からは多くのことを学んでいる。

学んだことは大きく2つある。

  1. 読書の習慣を持つこと

  2. 手帳を細かくつけること

一見、バツイチのチャラ男に見せかけて実のところ彼はまじめだ。最初に驚いたのが、休日には、カフェに行って、読書をしているというのだ。私も長年読書の習慣をつけようとがんばってきたが、何度も挫折してきた。しかし、彼に触発され、もう5冊も本を読んだ。

また、カフェに入った記憶なんてほとんどなかったが、最近は本を読むためにカフェ巡りにハマり中だ(チェーン店だが)。「カフェ巡りが趣味」なんて言ってる人がいるが、その気持ちがちょっとわかった。ちなみに真っ先に読んだ本が「読んだら忘れない読書術」。最初に読んだ本もよかったが、読書しないとやはり駄目だ。読書にはパチンコに行く何百倍も価値があると気づいた。

次に驚いたのが、彼はなんでも手帳に予定や実施したことを書き込む。私もメモ帳程度は持ち歩いているが、いわゆるスケジュール帳なんてつけたことがなかったし、スマホのスケジュールアプリもまったく長続きしなかった。しかし、同僚の行動をきっかけに「トラベラーズノート」や「バレットジャーナル」なるものを知り、始めている(続くかはわからないが)。

手帳の効能として詳細は省くが、手帳でスケジュールやtodoリストで思考を整理することができ、ワーキングメモリの容量を増やすことが可能になる。また繰り返し見返すということが可能になったり、とにかく良いこと尽くめの最高の”おもちゃ”なのである。

本当にラッキーだった。こんな同僚に会えて。何気に大きなターニングポイントだったのではないかなと思っている。何がラッキーって、いい所だけ盗んでしまえば、この同僚の悪いところは見過すことができることだ。無料でコンテンツを視聴しているようなものだ。最も、この同僚は友人でもあるので悪いところは遠慮なく指摘もする。

かわいそうなのは「無」の人たちである。私もそんなに人と交流を持つことが少ないが、まだマシな方で、研修内では未だに誰とも話そうともしない、いい大人になって自分の殻に閉じこもっている人がいる。本当にこういう人たちには哀れみの感情しかない。自らが成長する機会を自分で放棄している。

「現実なんてクソだ、ネットにこそ自分の居場所がある」なんて思っている人が世の中には大勢いると思うが、ちょっと勉強した人ならそれが間違いというか正しくはないことに容易に気づけるはず。私はもうすぐ35歳になろうとしているが、人生を楽しんでいる。

私の研修遍歴

私が新卒で入社した会社から今の仕事に転職してもうまる10年にもなる。

f:id:hamura81:20210601031707j:plain私の所属する組織は「人を育てる」組織とよく言われる。確かに人を育てる組織だけあって、一般的に研修や教育と呼ばれる期間がとにかく長い。長い・・・。ニコ生を一生懸命やっていたときも、この長い研修期間のために、途中何度も中断させられるハメになり、いまいち調子も上がっていかなかった。

飽き性なのか、はたまた水を差されるからなのか、それは今となってはわからないが、情報を発信する私はともかくとして、情報を受けとるリスナーからしてみれば、さぞかしモチベーションの上がらないことであっただろう。ここに謝罪する。すみません。今日はそんな研修遍歴をまとめておきたいと思う。

◇2010.04~2010.09(6ヶ月)
新入社員の研修(しんどさ★★★★)中四国・関西

◇2013.07~2013.09(2ヶ月)
正社員化研修の前の研修(しんどさ★★★)関西

◇2014.01~2014.03(3ヶ月)
正社員化研修(しんどさ★★★★)関西

◇2014.04~2014.10(6ヶ月)
正社員技能研修(しんどさ★)関東

◇2015.03~2013.06
新入社員への研修(しんどさ★)関西

◆2015.08
広島から関西へ転勤

◇2018.06~2018.07
小管理職化研修(しんどさ★★)

◇2020.04~2020.09(6ヶ月)
管理職化研修(しんどさ★★★★★)九州

◇2021.06~2022.03(10ヶ月)
管理職化技能研修(しんどさ★★)関東

10年のうち、約3年は研修をしていることになる。前後の準備期間とかを含めると、4年は身動きが取れない状態になっているのではないだろうか。特に要所々々に自分の仕事自体が忙しくなっている期間もあり、改めて忙しかったんだなぁと実感。

特に最後の項目に注目してもらいたい。

そう、明日から10ヶ月にも及ぶ研修に行ってくるのだ。このコロナ禍で、自由も制限され、いくら関東の研修とは言え、何も楽しみではないが、とりあえずがんばってきます。あと、お盆と年末年始にはたぶん帰ってこれると思うのでまた近況を報告したい。

痛かったのが、研修中にゆっくり動画編集すればいいやと思い、登山シリーズの動画を5本分くらい撮り溜めていたのだが、セキュリティ上の観点から個人所有パソコンの使用は禁止になってしまった。オーマイガッ。余談でした。